時を戻してキミに

伊藤深

プロローグ

音羽、ぼくは色んな角度から

君を見てきた。

きっと誰より君の事を理解しているのは

ぼく1人だけだと胸を張って言える。

君は残酷にもぼくの目の前で

命を落とした事もあった。

ある時は君はぼくの上に跨って

一つになりお互い優しさを見つけあった。

そしてまたある時はぼくは他人で

君はぼくを避け続けていた。

まだ書きたい事は沢山あるのだけど

書ききらないからここまでとする。

ぼくは君を助ける為なら

命を何度も削った。

その引き換えに今があるから

無駄な事じゃなかったと気付いたよ。


音羽、君がこのメモを見た時

どう思うかな?

色々な性格の君と出会えたぼくは

幸せ者だ。

光栄に思ってるよ。


では、また。

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