第58話
でも…そう思うもあたしの体は動いてくれなくて。
「う"~」
「どうしたの?」
「……っっ!?」
知らない人の声。
油断した。
「どこか具合いでも悪い?」
Σ(´□`;)
ここで具合いが悪いって言ったら、保健室に連れてってもらえるんじゃ!?
と思ったあたしは、弱ってきた精神に活を入れて顔を上げた。
そこには優男が居た←失礼
目が合う。
「君…」
あたしを見て、弁当を見る優男。
なんでか、物凄く悲しい顔をされた。
「…お弁当受け取ってもらえなかったの?」
「へぁ?」
なんとーも間抜けな声が出る。
視聴覚室の近く+お弁当+泣きそうなあたし。
で、優男は勘違いしたらしい。
この学校に通ってるなら誰でも知ってるということか…。
勘違いされるような状況だけど、違うから!!
半分くらい…。
「ちがっっ」
「そうだ!僕が貰ってあげるよ」
ハァー!?!?
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