第14話

「あのうっっ!!」



竜・ハ・蓮「「「あ」」」



いつの間にやら、女の子達が本を持ってすぐ近くに立ってた。



「竜希❤」



「八雲さん❤」



ムッ💢



「桂ぃぃ❤」



「麻っ麻也くん!!」






「「「「本っっ!!全部拾いました♪」」」」



…………………………………………



蓮くんの名前を呼ぶガールがいねぇ!!






(´・ω・`)




ああっ!!

ショボーン蓮くん再び。



「これ、どうしたらいい?」



「良ければぁ、溜まり場まででも運びますよぅ?」




「「あたしもっっ!!」」



ハイハイっと次々手を上げる女の子達。



でも、あたしはそれを聞いてなく…。



これはっっ!!

ここはっっ!!




あたしが喚ぶべき!!

間違えた!呼ぶべき!!



ショボくれる蓮くんの側まで行き、いざっっ!!




「蓮く…うひょあっっ!?」


「帰るぞ」



「八雲さん!」



ヒョイッッと八雲さんに抱き上げられた。



あっ!

蓮くんじゃなく八雲さんを呼んじゃったよ!

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