第7話

そう願いながら、蓮くんの頭を引き寄せギュッと抱きしめる。



「良い子、良い子」



そして頭を撫でてあげると。



「俺も交ぜろーー!!!!」



「いやいやいや、俺とチビネのラブラブの邪魔をすんじゃ…アイダっっ!?」



また石が飛んできた!!



ホントどこ……ん??



抱きついてこようとする竜希さん。



その手には、重そうで大きな紙袋を5個も持ってるではないか。



………………………………………………



嫌な予感リターンズ…。


石の衝撃の大きさに白目をむく蓮くんを支えながら恐る恐る聞く。



「竜希さん…それ…何?」


「おおおー!!よくぞ聞いてくれた!!」




キラキラと目を輝かせ"ん"とそれを見せてくる。




「三途の川が見えた…」



なんてことを言いながら復活した蓮くんと、その紙袋の中を覗き込む。



それは









「「本??」」





紙袋全部、本だった。

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