第4話

「あそこで足組んで、凛々しく珈琲飲んでたら………モテるって」





「モテないっっ!!」




桂めっっ💢💢

帰ったら殴る💢💢



「そんな………」



憔悴する蓮くん。



本人は凛々しいと思ってるけど、あたしが見たのは、人1人殺しちゃいましたよ的に凶悪な笑顔だったからね!



あの人だかりは、せっかくの良い席を蓮くんが座ってるばかりに、近寄れず遠巻きに見てた人達だったのだ。




「ギャーハッハッハッ!!」



…………………………………



あたしは何も聞いてない。



聞き覚えのある、高笑いがした気がしたけど放置。







「蓮くんの良い所を知って好きになってくれる人は必ず居るから、焦らない」


「うっうっ。居るのかなぁ…??」



「大丈夫、蓮くんはカッコいいから絶対居る」



断言して笑うと、パッと顔を輝かせた蓮くん。




「チビネ…そんなに俺のこと




Σ(´□`;)まさかチビネ……」

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