剣の達人を目指して!

時代遅れのサスライワシ@KKG所属

第0話 記憶の中で

大和やまと...儂の跡を継げるぐらいになるんじゃぞ...』


『わかっているよ』

 

 小1の時、袴姿で、竹刀を持っている爺ちゃんにこう言われた。その時は意味がよくわからなかった。

 その意味に気づいたのは爺ちゃんが死んだあとだった。

 ーーーーーーーーーーーー2ヶ月後ーーーーーーーーーーーーーーーー

 爺ちゃんが死んで2ヶ月。家族は悲しみに暮れていた。俺?俺だってそうだった。

『じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん』


 ・・・・爺ちゃんが死んでから、1年は立ち直れなかった。


      爺ちゃんとの約束も忘れるようにした...


『大丈夫?』


 公園にいたら、ふと、声をかけてくれた女の子がいた。反応したいが、声が出ない。

 悲しみに暮れていた俺は、声すらも出せずに1年間を過ごしていたからだ。

 とっさに、首を縦に振った。大丈夫だと伝えたかった。


『本当に?』


 首を縦に振った。


『じゃあ、一緒に遊ぼう!』


 急に引っ張られ、連れて行かれたが、抵抗する気にもなれなかった。


 爺ちゃんとのことも忘れられそうだったし、たまにはいいかと思った。


 おままごと、コマ回し、けん玉、ゲーム、鬼ごっこ...色々な遊びをやった。

 ・・・それでもチャンバラや剣を使う遊びだけは避けるようになっていた。


 そんな日々が、中3まで続いていった。中学3年生は、受験生だ。

中学の間は部活に入らなかった。理由は”爺ちゃんを忘れるため”、ただ一つだった。

高校は平凡に暮らしたいと思った。

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米が好きないわしです。初心者です。いわしは、魚に弱いって書くので、批判とかされたら、寝込みます。精神ゴミ以下です。誤字脱字を教えてくれたらありがたいです。

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