第12話 入園

どうしてこうなったんだ、


「私とあそぶの」

「ちがう私とあそぶの」

「…」


腕をそれぞれ幼女に掴まれ左右に引っ張られる、そして後ろから杏奈ちゃんに抱きつかれている。


「4人で遊ばない?」

「「やだ、あんなちゃんはいいとしてこいつとはむり、ちょっとまねしないで」」


なんでそんなに息ぴったりなのに仲がめちゃくちゃ悪いんだよ。さらにけたたましく喧嘩し始めた、どうしてこうなった。



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…数分前


今日からいよいよ幼稚園に行く、


「未来くん、帰りたくなったらいつでも帰っていいからね」

「そんなに心配しなくて大丈夫だよ、保育士の人もいるし。鬼頭院さんもいる」

「はい、責任を持って預からせいただきます」

「では頼みます」


そう見送られ、保育士さんについていく。この幼稚園は、一クラス5、6人の少数制でここら辺で唯一男を受け入れることができる。保育士さんが腰を腰をかがめる、


「靴はお名前が書いてあるところか、このキリンさんの絵が描かれているところに入れよっか」

「わかりました」


下駄箱に靴を入れて、廊下を歩いてみかんの絵が描かれた扉の前にいく。


「ちょっと未来くんはここで待っててね」


保育士さんが中に入る、


「みんな〜新しいお友達がきたから集まって〜」


どたどたと音が聞こえる、


「は〜い入って〜」


呼ばれて中に入る、杏奈ちゃんが手を振っっている、振り返す。


「初めまして宵崎未来です」

「みんなのお友達になる宵崎未来くんだよー」

「しぇんせー、そのこっておとこのこ〜?」

「そうなどよー」

シーーーーーン

「「「「えーーーーーー」」」」


目の前幼女たちが驚いている。


「じゃみんなのことをよく知るためにお話ししよう」


そうして円形になって座る、


「じゃあ未来くんから左側に自己紹介しよっか」

「今日からくる宵崎未来です。杏奈ちゃんとは、家が隣どうしで幼馴染です。呼び方はなんでもいいよ」

「杏奈クリスティーナです。みーくんとおふろにはいった」


なんだろう、冷たい風が吹いた気がする。


「あたいは、大野空オオノソラなバリっバリのかんさいべんをはなすしゃかい。よーおぼえておくさかい」


なんだろう、エセ関西弁にしか聞こえない。


「わたくしですね。海野茜ウミノアカネです。茜ってよんでね」

「わたくしですね。山野葵ヤマノアオイです。葵ってよんでね」


間髪入れずに次の子もいれてきた。名前が真逆だがそれ以外全く一緒だ。仲はいいのだろうか?


佐藤有紗サトウアリサ、あんたみたいなおとことなかよくするきはない」


どうやら彼女は男を嫌っているようだ。向こうが嫌なら無理に絡む必要もない。


「じゃお遊戯の時間で、遊びましょっか」


そういった瞬間杏奈ちゃんが後ろから抱きついてきた。


「わっと!いきなり抱きついてダメだよ。転んじゃうから」


そういっていつものように頭を撫でる。


「「杏奈ちゃんいいなー。未来くんおままごとしよ」」


茜ちゃんと葵ちゃんが息を揃えて言ってきた、その瞬間2人は顔を向き合わせ睨み合う。バチバチと聞こえる。


「「茜(葵)ちゃんは有紗ちゃんと遊んだら?」」


茜ちゃんが右腕で、葵ちゃんが左腕を掴む。


「私とあそぶの」

「ちがう私とあそぶの」

「…」


腕をそれぞれ幼女に掴まれ左右に引っ張られる、そして後ろから杏奈ちゃんに抱きつかれている。


「4人で遊ばない?」

「「やだ、あんなちゃんはいいとしてこいつとはむり、ちょっとまねしないで」」


なんでそんなに息ぴったりなのに仲がめちゃくちゃ悪いんだよ。さらにけたたましく喧嘩し始めた。やめてくれ女子の喧嘩の間に入れないでくれ。先生が仲裁するまで、話してくれなかった。


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念願のハーレム?(笑)

あと平仮名の文章書きにく

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