第48話

駆琉の右隣から誰かが吹き出した音が聞こえた


誰かが と言っても、吹き出した犯人は西野しかいないのだが


西野はさっさのポロッ と出てしまった駆琉の本音にツボったらしい


顔を駆琉達から背け、左手で口元を覆っていたが、小刻みに肩が震えていたので、笑っているのが2人からもバレバレだった


そんな西野を見て、翔太の顔は更に朱に染まったまま駆琉に噛み付く




「ば…


バカっぽいって酷いな!!」


「ホントの事だからしょーがない」




バッサリと切り捨てる


翔太はショックを隠さず、目に見えて落ち込む


駆琉はそれを無視して彼、相楽 一を見ていた


西野はずっとツボっていた

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