第20話

なんとなく視線を外そうと違う方向を向こうとしたら声をかけられた




「……ねぇ、僕が代表の挨拶してる時に死んだ目してた人だよね?


1回目が合ったけど、直ぐに反らされた


名前、何て言うの?」




……………何か、凄い侮辱された気がするんだけど

何コイツ




「………藤…」




名前はなんとなく教えたくなかったので言わなかった


そしたら、やはりと言うか、訊かれた




「…いやいや、下の名前も教えてよ」


「……………駆琉…


……誰?」




ジロッと睨んでしまった気もしなくはないけど、気のせいって事にしておこう

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