第16話

「浩介…


好きだ…」


「…っ」




みるみる内に浩介の顔はゆでダコみたいに真っ赤になって、耳まで赤い


それを見て、ふっと口元に笑みが広がる




「浩介、可愛い…」


「な…っ


ぉ、オレは可愛いくなんか…」




顔を真っ赤にさせたまま否定されたが、全く説得力が無い




可愛い…




「ねぇ、浩介…


返事は?」


「………」


「浩介、オレのコト、恋愛感情として、好き?」


「……


す、好き…」


「ホント?


じゃぁ、付き合って?」


「ぅ、うん…」




真っ赤な顔を俯かせて、浩介はOKを出してくれた…

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