第61話

――――――

――――

――




また気がつくと、何もない真っ暗なところにいた




さっきのと、同じ場所…?




また向こうから光が見えた




さっきも思ったが

この光は、なんか………


――――寂しそうで、哀しそうで……………


辛そう…――――




信哉は光の方へと歩いて行く


今度は金髪でユルフワの長い綺麗な髪


金色の綺麗な瞳




その綺麗なコが“何か”を呟いた




?「――――――――――――」




その女性が“何か”を呟いたら、光が一層綺麗に光輝く




?「どうして………


来てよ、紅…


貴方がワタシを好きだと言ったのは

嘘だったの…?


紅、好きだよ………」




ポロポロと大粒の涙が、その女性の大きな瞳からこぼれ落ちた




そこでまた、気を失った――

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