第33話

ギンゼス「なに、そんなに堅くならんでも良い


ジンボシンヤ、そなたに聴きたい事があるのだ


まずは…


そうだな

そなたを“シンヤ”と、呼び捨てにしても良いかな?」


信哉「ぁ、はい」


ギンゼス「ふふ…

そなたに我を“ギンゼス”と呼んでくれて良い、と言ったであろう?


だから、敬語なんぞ使わなくて良い」


信哉「ぇっと、じゃぁ


うん?」


ギンゼス「ふふ、ありがとう」




ギンゼスが嬉しそうに微笑む


いつも他人(ヒト)から、“様”などつけられて、他人との距離を遠く感じてたから

信哉にフツーに接してもらえて嬉しかったのだろう




ギンゼス「では、シンヤ


本題に入るぞ」

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