第19話

~リンsaid~




僕が信哉の能力は五つ神

火神の紅龍だって言ってから、信哉は最初、狼狽していたが

今は目を瞑り、微動だにしない




信哉「………」


リン「………」




信哉は最初、表情が険しかったけど、今はどこか穏やかに見える




まるで、誰かと会話でもしている様にも…




リン「………




シ、シンヤ…?」




控え目に信哉を呼んでみたが、全く反応がない


どうかしたのだろうか?




信哉はあの、五つ神、火神の紅龍の能力を持っている


何をするつもりだ?


……………怖い




火神の紅龍といえば

昔、何故か知らないけれど、凄く暴走して、辺り一面焼け野原にしたと伝え聴く…




その紅龍の能力を持っている人が今、目の前にいる




………怖い


怖い、怖い、怖い、怖い怖い怖い怖いっ!!!






~リンsaid end~

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