セカンド コンタクト

第1話

1つため息を吐き、教室への道を歩く


さっきの屋上でのやり取りに、意外と精神的に疲労したみたいだった


のんびりと歩いていた蘭は、廊下の一角が今は授業中なのに対して騒がしいのに気付いた


何かと思い、小さな野次馬精神で声のした場所を覗いてみた


そこには、生徒会役員で、鬼龍の一員である長瀬 愛斗と、見覚えのないガラの悪そうな学生が数人いた


蘭はなんとなく壁に隠れてその様子を盗み見る


彼らは、口論しているようだった




愛斗「今授業中なんだから教室に戻ってっ」


生徒1「はぁー?


だりぃー、良いじゃん別に


愛斗クンも一緒にサボろーぜぇ?」




長瀬 愛斗はどうやらサボっていた彼らに注意していたみたいだった


が、当の彼らはそのままサボるつもりらしく、聞く耳を持たなかった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る