第22話、いざ!真鶴へ

それから解散になりすぐに真鶴に向かおうとも考えたが今後の事を考えて長期の滞在する事を考えるとしっかりと準備をしたほうが良いと考えた俺は一度家に戻ってきていた。



フロアーナも暇だからと言って家に上がってパソコンをいじってゆっくりとしていた。やはり元は現代人だけにパソコンは普通に扱えてゲームをして遊んでいたのである。



その中で特に気に入っていたのはアニメ化などもされたゲームで原作は小説だったかな。



名前は確か、大好きだった水魔法が劣等感にされている世界で水魔法を使い世界を救います〜帰ってこい?水差し野郎たちは帰ってください〜と言うタイトルだった。



小説でそれなりにヒットしてゲーム化されたがこれがゲーム化が大成功してとんでもない人気作品になりそしてアニメ化もされたと言うやつで俺もゲームはかなり大好きである。



ゲーム性が本当に自由で色んな事ができてしまう為にこれをやり始めたら時間を忘れてしまう人が多くそれだけ人気作品であり異世界から来たフロアーナすらもここまで楽しめているだけに完成度はかなり高いことは理解できる。



俺が少しばかりで構わないから手伝ってくれと言ってもフロアーナは今はゲームしているからと言って手伝おうとしてこなかった。



楽しいのは分かるけどそれでも手伝いはしてくれと言うけど今はランダムダンジョンの攻略しているからと言って言うことを聞いてくれる様子はなかった。



これは無理だなと思いながら一人で作業を続けたのであった。そうして終えてから真鶴に向かうよと言うとフロアーナはもう少しだけやらせてよと言ってきたのでお前の目的のために動いているのだから我慢しなさいと言って無理矢理フロアーナを連れて真鶴に向かい始めた。



するとフロアーナは顔を膨らませながら良いところだったのにと機嫌悪くして電車に乗っていた。



全くも子供じゃないだからと思いながら俺は電車から見る景色を楽しんでいた。



電車はあんまり乗らないこそ電車から見る景色は新鮮だなと感じながら結構満員電車になってきたなと思っていたら近くに痴漢行為をしているやつを発見したのですぐに捕まえた。



全くもこちらは景色を楽しんでいるのに余計な邪魔をするなと思いながら捕まえたが暴れてきたので一発殴って気を失わせてから次の駅で降りる人たちにこの痴漢を駅員に引き渡してくださいとお願いをして乗車を続けた。



これで痴漢をするやつはいなくなるだろうなと安心をしてしばらくしていると何か違和感を感じて周りを見るとそこにはこれがおじ様の匂いハァハァと息を荒くして嬉しそうにしている百合がそこにいた。



百合ー!?お前、いつの間にここにいるの!?と言うか家に帰したはずなのにどうしてここにと言うか何で俺がここにいる事を知っているのと色々と聞きたいことが多かったけど取り敢えず言わせてほしいことがある。



これが噂されている逆痴漢!?と言うやつですかと慌ててどうしようとしていたらフロアーナが酔ってきたから何とかしてと俺に抱きついてきたので仕方がないから次の駅で休むかと言うと百合があのメス吸血鬼がー!と百合が大激怒していた。



電車の中で騒ぐなと注意をすると百合がなら私を性的に調教させるしかないですねと嬉しそうにしてこちらを見てきたけど俺はやらないからなと必死に伝えた。



しかし、百合がそんなことを言って実はこの満員電車を利用してあんなことやこんな事などするのですよねと嬉しそうにして話していた。



頼むから母親、この子をお願いしますよと言いたい何かこの百合の母親に出会ったがまだ20代後半で若!と思っていたらこれは上玉のおじさんですねと明らかにやばい目で見ていたことを思い出した。



あれだ、百合は間違いなく母親似だなと感じたよまさかの親子揃って狙われるとは思いもしなかったけどついでに百合の母親は俺の人生の中でも五本指に入るほどの絶世の美女でありそして五本指に入るほどの変態でもあった。



最近の美女や美少女ってこんなのしかいなくなってしまったのと嘆きたくなったことは言うまでもない。



それはともかく二人がバチバチにしていたので他の人たちに迷惑をかけないとして謝りながら降りてから二人を説教して次の電車を待っていた。



何で子守みたいな事をしないといけないのだと思いながらため息を付いていると師匠ー!と少しばかりかたごとみたいに聞き覚えがある声が聞こえてきたのでそちらに振り返るとそこには一番弟子であるジョージアがいたのである。



何でこんなところにいるのだと思っているとどうやら動画で俺が出てきた所を見て遂に冒険者になったのかと嬉しくなって来日してきたと言うのだ。



それに来日したら大きな話題になると思っていたがどうやってここまで来たのかと聞くとどうやら影武者を使ってここまで来たらしい。



前に日本で影武者と言う存在を知ってやってみたいと思っていたらしく実際にこの俺に会うためにやったと言うのだ。



まあ、嬉しいかなと思っていると後ろの二人を見てジョージアがもしかして私の後輩に当たる人たちですかと嬉しそうにして聞いてきた。



「まあ、そうなるかな色々と変わりものであるけどそこは大目に見てほしい」



「OK!了解デース」



相変わらずにテンションが高いなと感じながらもこの中では間違いなく常識人に入るので助かったと感じながら再び乗車して真鶴に向かうのだった。



真鶴の前でフロアーナがいきなり田舎みたいになってきたのだけどと言っていたけどそれもそうだ。



元々、真鶴は神奈川県の中でも疎開地と呼ばれているほどに田舎なのだ。まあ、それが良い所でもあるけど少なくても都会とは無縁の場所だ。



そうして駅から降りると本当にここは神奈川県なのと言われたけど間違いなく神奈川県だよと答えた。



しかし、駅の前には既に大自然が見えるほどに建物が少なく旅館など施設が少しばかりあるだけであった。



俺はやはり真鶴の空気は美味しいなと感じながら今はお昼なのでここ地元のとても美味しい海鮮丼が売られているお店に三人を引き連れて向かうのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る