脱サラをしてダンジョン冒険者になります!〜え!?ドラゴンぐらいはすぐに倒せるよね!?〜

人中の蝮

第1話、強制的に脱サラになりました

唐突だけど人生って何が起きるか分からないよな。そんな事を話している理由として涙なしでは語れない深い訳があるのだ。



出来る限りに纏めるから聞いてほしいのだ、どうして涙なしでは語れない事になってしまったのか。




〜ダイジェスト〜


「本日を持ちました、我が会社は終わりを告げます。社員の皆様には本当にお疲れ様でした、でも会社にお金がないから退職金は出せないよ!頑張って第二の人生を送って下さい!!」


〜終了〜



だろ!涙なしでは語れないだろ!人生の辛さを改めて思い知らされたよ。でもよ、会長さん・・・退職金は諦めるから今までの恨みで貴方をボコボコにして宜しいでしょうか?



自分の名前は川内雅志(かわうちまさし)、他の人に比べたらきっと多くの不思議な体験をしているかもしれないが感性は他の人と大したこともない普通の社会人・・・いや、元社会人と言えるかな。



高卒からずっと勤めてきた会社がある日に幕を閉じると言うのだ。



その時に浮かび上がった感情はまず最初に怒りと殺意が湧き水の如く溢れてきたがその次は悲しみや不安でなくて社畜と言う地獄が終わり平和な自由な時間が遂に手に入れたと喜びが大きく勝り喜んだ。



まちに待った自由を手に入れたのだ、それまで毎日の様に労働基準法など無視をした労働をさせられて何のために生きているのだと考えてしまうぐらいに大変な地獄が終わりを迎えたのだ。



祝福だ!今夜は祝福だ!!これからは自由な人生を歩むのだ。会長が言っていた通りに自分の第二の人生が始まったのだ、はっはっはっはっはっは!!!



しかし、そんな喜びは会社が無くなって一ヶ月も続く事もなかった。そうやることが無いのである、その上に色んな問題が発生した。



前に言った通りにブラック企業だったのでお金は貯まる一方でありそこら辺は今のところは問題はないのだけどやりたい事もない。



けれども今から遊ぶには明らかにお金が少なすぎるとして再就職も考えたが年齢も四十代になり難しいだろう。



自分は置かれている立場に不安がここに来てようやく来たので真剣になにかないのかと探しているとある一つのものに目が行ったのである。


それはダンジョン冒険者というものでダンジョン冒険者とは今から二十年前に突如としてこの地球にダンジョンというものが発生してそこから魔物と呼ばれている者たちが地上に現れて一時は全世界でパニックになっていた。



そこで政府はダンジョンを攻略して安全を確保しようと立ち上がったが自衛隊も警察官も破れてどうしようもなかったらしい。



そしてそのままだと一般市民にも大きな被害が来ることになるはず・・・だったがこれでは自分が楽しみにしていたゲームがいつまでも発売されないじゃないかとして死ぬ気で走って問題のダンジョンたちを攻略して安全を確保した。



目的はやりたかったゲームの続編と新しいエロゲーの為に頑張りました。そのせいで一時的に誰がダンジョン攻略したのか噂をされていましたけど自分はそんなインタビューを受けている時間があるなら好きな事をして過ごしたいとして気にせずにしていた。



なんせ家の会社は労働時間が長くそんな事をしていたら楽しみの時間がなくなるのでそれは絶対に嫌だと考えておりそのまま時間が流れたら誰もそんな事を言わなくなり平凡な生活になりそして余生を過ごそうとしたけどいくら何でもお金が足りないのでこのダンジョン冒険者になってお金を貯めてからと考えにまとまった。



何故ならば以外にもダンジョンで取れた素材とか高く売れる事が確認出来たので腕には自信があるのでそうやって稼ぐのも悪くないかなと考えた。



相場はどれぐらいになっているのかなと見てみると安いやつからとても高いやつまで揃っておりその中で見つけたのがドラゴンの素材で予想よりも高く取引されていたのだ。



ドラゴンってあれだよね緑色の鱗に覆われている火を吹く奴だよな。あれを倒すだけでこんなに貰えるなんて話がうま過ぎる。



最初は詐欺かなと思ったけどもしかして相場に少なくなっているから今だけ取引値が高騰しているのではないか。



これが本当ならばこの好機を逃してはいけないと感じてすぐに自分はダンジョン冒険者になる為に資格を取りに向かったが資格と言ってもダンジョンに関する説明や命が大切なのでいざという時は逃げることなど言われた。



これに関してはまさしくその通りだと思いながら聞いていた。それから自分は近くにある多摩川ダンジョンに潜る前にしっかりとドラゴンの素材が価値が落ちていないのか確認してみた。



すると価値は落ちておらず安心してこれからダンジョンに入ろうとしたその時に背後から声をかけられたのである。



「ねえ、そこのおっさん!名前を聞かせてもらってもよろしいですか」



そう言って後ろにいたのは笑顔で笑っている十代の若者たちで3人グループで一人は男でもう二人は女性であった。



自分にどんなご用件なのかと思っていると実はダンジョンに入ろうとする者たちにインタビューやその戦いなど動画などアップをしているらしい。



中々に好評なので続けているとか、なるほどなそれは確かに気になるかもしれないがこんなおっさんの戦いなど見て誰が得をするのかと思っていた。



それでもせっかく向こうは頑張っているのだから無下にはできないとして対応をする事にしたのだった。



「おっさんがどうしてダンジョン冒険者になろうとしたのですか」



「そうだな、会社が無くなったから生活や老後の資金集めなどの為かな?」



そう言うと若者たちは笑ってくれていたけどそんなに受ける話だったかなと思いながらも受けているなら良いかと考え直した。



そして若者たちはそれでは戦っている様子を撮影してもよろしいですかと聞かれたのでそれはもちろんとこちらこそ宜しくお願いしますと言ってから自分たちはダンジョンの中に潜り始めるのだった。



そしてこれが後に伝説となるおっさんの始まりの生放送となるのだった。



なのに雅志が思うことはドローンにカメラをついて撮影できることに感心をして最近のカメラはここまで進化したのだなと科学の進歩に感動をしているのであった。

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