第65話

蘭「あ~…

疲れたぁ…」


翔「じゃぁ、オレ達はそろそろお暇しましょうか…」


優「うん

紅も引き摺ってでもこの部屋から出すしね」


紅「っ!?」


蘭「優ありがとう」


優「いえいえ♪

紅、マヂでムカつくし」


一樹「……

ねぇ、蘭…

“如月 蘭”って実在する人の名前?」


蘭「違うよぉ?」


一樹「じゃぁ、“如月 蘭”のプロフィールって蘭が造ったの?」


蘭「そだよぉー


パソコンで“如月 蘭”っていう、架空の人物造ったの


皆の分もしといたから、鬼龍に調べられても大丈夫だよ?」


一樹「うん、だろうね…


でも、“如月”っていう家本当にあるよね


表向きは医療関係だけだけど、裏じゃ色んな人殺してるってヤツ…


そこの息子って事になってんだけど…?」


蘭「さっすが、一樹

そだよぉ

“如月”家とは、昔から繋がりがあるし、コネも沢山あるしね……」




蘭の意味深な言い回しに、一樹は何か気付いた様だったが、何も言わなかった




一樹「………


そ、なんだ…?」


蘭「そだよぉー

だから、心配ないよ」


翔、優、一樹「「「………」」」


蘭「どしたの?」


翔「……

いや、何でも…」


蘭「……?」




この後、皆はそれぞれの部屋へと帰って行った

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