第6話 セト

「薬はいかがですか」

そう言ったのは先輩であるセトだ。

緑のくくった髪に保護メガネをのせ、

青い液体の入ったフラスコを持っている

零達とは大の仲良しである

「いくら仲がいいとしても

   後輩に迷惑をかけるな」

後ろからセトの肩に手を乗せてジグが言う

ジグは長い灰色の髪で赤い目の3年生だ。

私は堂々といりません。と言う

セトは固まってしまった。

するとジグは

「落ち込んでるね、どうしたの?」

と聞いてきた。事情を話すとジグは

「ダメだぞ、菜里ちゃん♪」

と言うそれに対して菜里は

「は?」

と言い、ハンマーを構えた。ジグは

「ア゛?やるか?」

と鎌をもつ

「はいそこまで」

悠兎が止めてくれた。私は笑ってみていた

「いつまで止まってんの?」

ペチッ

ジグはセトをビンタした。

「痛ぁあっ!」

セトは動きだした。

ジグは私たちのために得意なマジックを披露してくれた。

ジグのマジックはすごいじゃ足りないくらい

カードが何もない空間から生み出され

空を飛び、消えだと思ったら

私のポケットの中から出てくる

まさに意味不明だ。

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