第七章 まゆの身に危険が迫る
第58話
私は祐志さんとマンションに戻った。
「まゆ、俺はさっきも言ったが、迷惑とは思っていない、お前のことを守るのが
俺のやるべきことなんだ」
「祐志さん」
「まゆ、大事な話がある」
「大事な話ですか」
祐志さんは大きく深呼吸をした。
「まゆ、俺の親父とまゆの親父さんは友人だった」
「えっ、そうなんですか、知りませんでした」
「そして、親同士が決めたんだが、俺とまゆは許嫁なんだ」
私は驚きを隠せなかった。
だから、お父様はすんなり祐志さんとのことを認めてくれたんだ。
「まゆを助けたのは、本当に偶然だった、許嫁同士がお互いのことを知る前に
巡り合い、恋に落ちた、俺も驚いている」
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