第13話

「じゃあ、決まりな」


「よろしくお願いします」


まゆはぺこりと頭を下げた。


まゆ、俺は必ずお前と結婚する。


そして次の日、生活に必要なものを買うため買い物に出かけた。


「祐志さん、ベッド欲しいんですけど」


「ベッドはいらない、俺の寝室にキングサイズのベッドがあるから、一緒に寝ればいいだろう」


「お断りします」


「はあ?」


「祐志さんを好きかどうかわからないのに、ベッドを共にするなんて」


「寝ぼけたこと言ってるんじゃねえぞ、俺に抱かれて喘ぎ声出して、気持ちいいって連呼していたくせに、好きかどうかわかりませんだと、今晩もお前を抱く、覚悟しておけ」


マンションに戻ると、私は抵抗も虚しく、抱き抱えられて、祐志さんの寝室のベッドに押さえつけられた。


「まゆ、お前を愛してる」


耳元で囁かれ、耳たぶを甘噛みされた。


私は思いっきり喘ぎ声を上げた。


祐志さんの抱擁は最高の気分にさせてくれる。

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