第2話
「冬美、やめて、ごめん、もう関係ないからなんて言われたら、立ち直れない」
「そうだね」
冬美とおしゃべりしていると元気が出てくる気がする。
「冬美、ありがとうね、ちょっと元気出てきた」
「良かった、ねえ、海外旅行行って来たら?気分転換になるし、もしかして、新たな出会いがあるかもよ」
「海外旅行?」
「冬のニューヨークなんて憧れるわよね」
ニューヨーク、私はこの時ほんの気分転換のつもりだった。
まさか運命の男性に出会うなんて、誰が想像出来ただろうか。
私は体調が回復してきた時を見計らって、冬のニューヨークへ飛び立った。
多少は英語は出来るつもりでいた。
しかし、全くわからない、まるで外国に来たみたい、あれ、ニューヨークは外国だった。
どうしよう。
なんとか身振り、手振りでホテルに到着した。
もう、先が思いやられる。
お腹すいたよ、取り敢えず、日本から持ってきたお菓子を一口、美味しい。
なんて、幸せなの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます