第11話
俺は雫を抱きしめながら、理性を保つのに必死だった、どんどん雫に惹かれていく。
気がつくと朝になっていた、一睡も出来ないまま・・・
チビ助の父親のことははっきり言って気になる、しかし、そんなことはどうでもよかった、雫が俺の側に居てくれさえすれば、それで良かった。
雫がすごく可愛い、我慢出来ずキスをした時、雫はドキドキしたと言ってくれた。
舞い上がる程嬉しかった、これ程心惹かれる女性に巡り合えるとは思いもしなかった。
でも契約の間柄と雫は思っている。
雫はきっと俺には愛情は感じてはいないだろう。
チビ助の父親に、まだ未練があるんだろうか。
早く入籍をして俺だけのものにしたい。
はじめは利用するつもりだったのに今では雫を誰にも渡したくない。
雫にキスをすると興奮する、我慢出来ず抱きたくなる。
しかし、妊娠中の営みは避けた方がいいと聞いたことがある。
雫とのキスも暫くお預けなのか?
でもなぜチビ助の父親は雫と別れたんだろうか?
こんなに可愛らしい女を振るなんて考えられない
雫の妊娠を知っているのだろうか?もし自分の子供を妊娠していると知ったら、相手の男はどうするだろうか?
やり直したいなどと言い出しかねないんじゃないか。
どうしたんだ、俺は・・・
いろんな妄想に取り憑かれて、頭がおかしくなりそうだ。
絶対に雫とチビ助は渡したくないと強く思った。
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