第74話

我妻はこの不可解な謎が解けた。


本浜圭子は異常なくらいの嫉妬深い女と噂があった。


極道が妻以外に女を囲っているなど、珍しい話ではない。


しかし、山城の女であるひとみは邪魔な存在なんだろう。


「でも、なんで山城は監禁されているんだ」


「情報によると、山城は本浜圭子との結婚を拒否しているらしいです」


「あいつ、まさか、ひとみに本気になったのか」


「十中八九、間違いありません」


我妻はひとみに危険が迫っていると確信した。


我妻組は総力を上げて、ひとみを探した。


その頃、山城の監禁されている場所に、圭子がやって来た。


「裕太郎さん、いい加減私との結婚にサインしてください」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る