第28話

我妻さんはどかっとソファに座り、隣に来いと言わんばかりにソファを叩いた。


私は我妻さんの隣に座り、お酒を作り始めた。


「どうぞ」


我妻さんは私の顔をじっと見つめて言葉を発した。


「さっき言ったことってなんだよ、あいつに何を言われたんだ」


そこにママが割って入ってくれた。


「他のお客様とのお話は言えませんよ」


「なんでだよ」


「もう、我妻さん、子供みたいなこと言わないでください、くるみちゃんが困ってます」


俺はくるみに顔を向けると、くるみは唇に人差し指を当ててニッコリ微笑んだ。


俺はくるみの店が終わる時間に車で待機していた。


くるみが店から出てくると、俺は車のドアを開けて、エスコートした。

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