第10話
「いやいや、無理でしょ、だって私、三十九よ」
「いいえ、あなたは二十六、キャバ嬢なんて年齢詐称は当たり前よ」
そして、私は我妻組管轄のキャバクラで働くことになった。
今回の婚活パーティーはおとなしく、大人の雰囲気な感じで、コンタクトに暗めの茶髪のストレートで望んだ。
キャバクラではピンクが入った茶髪で、ロングの巻き髪エクステ、つけまつ毛、派手なメイクでキャバ嬢くるみとして働いている。
「誰も同一人物とは思わないよね」
自画自賛しているのは麗香だ。
食事を堪能しているところに、麗香からLINEが入った。
「すみません、ちょっと化粧室へ行ってきます」
私はそう言って、麗香からのLINEを確認した。
『ひとみ、どこにいるの?』
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