第45話

「そうじゃねえ、食事しにきたんだ」


「だって、お布団敷いてあって、そのつもりじゃなかったら、これはどう言うことですか」


健吾は言葉を失った。


由梨は強行手段に出たのだ。


東條とひとつ屋根の下に暮らし、いつセックスを強要されてもおかしくない。


自分に対して東條は全く興味を持っていないと安心していた。


でも無理矢理キスしようと迫られた時から、警戒していたのだ。


由梨は健吾に馬乗りになり、ズボンのベルトを外した。


「おい、ちょっと待て」


ワイシャツのボタンを外して、胸をはだけさせた。


健吾の首筋にキスを落とした。


そして、じっと健吾を見つめて、唇にキスをした。


(次は舌を入れて)


さっき健吾にされたことを思い出しながら、行為に及んだ。


健吾は我慢出来ずに、舌を絡めた。


クチュクチュといやらしい音が部屋中に響き渡った。


健吾は身体を入れ替えて、由梨に覆いかぶさった。


乳房を大きく揉みしだく。

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