第70話

俺は目の前にあいつがいたら、殴りかかっていただろう。


これ以上美希を危険な目にあわす事は出来ない、俺は東條を呼んだ。


「東條、申し訳ないが、今度の休みに美希と出かける、しかし、あいつが狙っている可能性が高い、俺は美希を命に変えても守るが、俺一人ではあいつを捕まえる事が出来ない、また、逃すと面倒だから、俺達の後に着いてきてくれないか」


「かしこまりました、そろそろやつも痺れを切らして、最終手段に出るやもしれません、

私にお任せ下さい」


「折角の休みに申し訳ないがよろしく頼む」


俺は東條に護衛を頼んだ。


そろそろあいつと決着つけなければ、堂々巡りだからな。


美希だってずっと部屋の中ではストレスが溜まるだろう。


東條に何人かのSPを依頼するように手配を頼んだ。




私はまた一人での外出は禁止された。

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