桜凌さんのお嫁さーん5 真愛之王

fengA先生

第1話

ここは星の国、女王は神瀬真華さん、兼僕の恋人だ…


桜凌 真華ちゃん仕事まだ終わってない

神瀬は怒って言った

神瀬 黙れ!お前には王としての忙しさを知らぬ

桜凌 ごめんごめんって!またいつか暇になったら飲みに行こうよ!


桜凌の記憶は遥か十年前の冬に戻った

《回想》 神瀬や桜凌がまだ幼いことのことだった…行き先のないホームレスの神瀬に…

神瀬 寒い…

すると暖かい上着が神瀬の背中に被せた

桜凌 寒いのかい?

すると桜凌の隣にいた女の子が…

?? 君も行き先のない女の子ね…可愛いのに…私たちについてくる?少しなら食べ物はあげれるけど…


神瀬の目に希望が湧いて来た、本当だったら冬の雪に包まれどうなるかもわからなかったが、二人の優しさに感動し、まさに学校の提出物を忘れたとき、先生が「宿題延期する」と絶望感から希望が湧き、ほっとした感じだった

神瀬は震えながら…

神瀬 うん…


そして三人は数々の危機を乗り越えたが…星の国と風の国が戦争を勃発し、やがて三人は離れてしまう…

桜凌 おい!!⚪︎⚪︎!

神瀬 ⚪︎⚪︎!絶対また会おう!


桜凌と最初にいた女の子が風の国へ連れて行かれた…その後、神瀬はその女の子と再会するために努力を重ね、星の国の女王となったのだ


《回想終了》

桜凌は息を吐きながら…

桜凌 あの子は今どうなってんだろう…名前すら忘れてしまった…

神瀬 なに言ってんだ?お前…

桜凌 いえ、なんでもない…

神瀬 そういえばお前に用事があったな

桜凌 なんでしょう?


神瀬 明日までに第三部隊を持って、北方森林へ迎え、そこで風の国と衝突する

しかし桜凌はあまりいきたくはない…

桜凌 いやー昔から思ってたけど…戦争する意味ないでしょ?


神瀬は激怒した

神瀬 黙れ!私の命令に逃げるか?今すぐお前の役職を無くしてやろうか?

桜凌 ごめんごめん!いくよ!

神瀬 私の前では敬語を使いなさい!

桜凌 ごめんなさい…


いつからだろうか、桜凌は神瀬の前での威厳がどんどんなくなっている、「あのとき」自分を救った人物を忘れているようだ…

次の日、桜凌は第三部隊を連れて北方森林の中へ…

桜凌 こりゃまずいなー周りが全然見えねぇ…

部隊 桜凌様!あちらに!


すると向こう側に第三部隊の死体が多く並べられた

桜凌 なに?!もうすでに攻撃されている!?来い!恋人(せかい)!


すると桜凌の指につけてある指輪から青い守護霊が現れた

桜凌 敵はどこだ?!

部隊 ぶあぁ!!(倒れる)


どういうことでしょう、ほんの一瞬で残りの部隊も全滅してしまった

桜凌 バカな?!?!

風行 そろそろ降参しなさい…


すると巨大な樹木から一人の可愛い女性が現れた、まるで今で言う世界トップの女優よりもボディが完璧、アニメ世界のヒロインよりも可愛い

桜凌は一瞬惚れてしまった

桜凌 な?!

風行 (心の中で)ん?そこ顔どっかで見たことがあるぞ?

風行 君の名は?

桜凌 桜凌夙だ!


風行がハッと思い出した

風行 星の国の女王の助手さんか…

桜凌 あなたは?!風の国の女王?!なぜ北方森林のためにわざわざここに?!


風行はなにかを企んでいるように言った

風行 君に二つの選択肢をあげよう!一、ここで死ぬか、二、私とお付き合いするか


桜凌は驚いた

桜凌 な?!なにを?!

風行 考える時間をあげるよ、来週のこの時間でまた会おう、それまでには殺さないでやる〜


桜凌は激怒した

桜凌 ふっテメェみたいな花瓶のようなやつは所詮戦闘はゴミだろ!いけ!恋人(せかい)!


すると桜凌の隣の守護霊が風行へ攻撃する、しかし風行は異常なスピードで全ての攻撃を交わして、攻撃は後ろの木に当たった

風行は煽るような言い方で

風行 弱いジャーン〜


桜凌はブチギレた

桜凌 やろー!テメェは俺を徹底的に怒らせた…

風行 帰るぞ!(振り返る)


桜凌はちょっと笑った、すると桜凌は手に持っている糸のようなものを引っ張った

風行 なに?!!


すると、周りの細短い小さい木棒が糸にちぎられた、そうだ、桜凌は事前に自分の周りに木棒を立て、自分を中心に糸を結んでいた、そうすれば糸を引っ張ると真ん中のものが真ん中の桜凌へ持って行かれる、ちょうど前にいた風行はそれを引っかかった、急速に桜凌へ向かった


桜凌 ぶっ潰す!このガキ!!!!

しかし、恋人(せかい)を出そうとしたら指輪が指から落ちてしまい、風行は桜凌にぶつかった、無意識に桜凌は風行を抱いてしまった、その様子はまさに恋愛中の最高潮の恋人同士がなにかをするように抱きしめていた

桜凌と風行は呆れてしまった

風行 え?

桜凌 え?


風行は照れて言った…

風行 あんたさぁ…進捗が早すぎるんだよ…もうそんなに一週間を待ちきれないの?…


桜凌 違う!早く離せ!

しかし系から抜け出そうとしても上手くいかないし、動きがデカすぎで、風の国の部隊達が誤解し始めた…しばらくすると拍手まで始めてしまった


桜凌 おい!!!なんか誤解が大きくなってんじゃないか??!!

桜凌は自分の戦闘用バックからナイフを出し、糸を切った、桜凌はすぐ風行から離れた

桜凌 はぁ…

風行 やっぱ真華よりも私の方が好きのようだね〜


桜凌はすぐに否定した

桜凌 んなわけがない!お前なんかと…

風行は可愛がってもらいたい彼女のように言った

風行 だって…さっき糸から離れたとき…私に攻撃しなかったじゃーん〜


桜凌 もうあんたと筋が合わない…こっちに来んな…

風行は悪そうに言った

風行 へぇー逃げてる?(桜凌へ向かう)

桜凌 ちっ


桜凌はすぐに地面の指輪を拾い、本部へ帰った


神瀬 は?全滅?

桜凌は情けないように言った

桜凌 ええ…相手の女王まで来ると思わ…


神瀬 しらねぇよなんでお前は無傷だ?使えねぇな、明日お前自分で北方森林へ戻って、領地を取り戻せ!


桜凌はビビった

桜凌 え?一人??!!僕はしんd…

神瀬 どうせ今回は無傷ですめたから明日も当然生きて来れるよな?

神瀬は上から目線で言った、まさに仕事中の上司が部下に叱ってるように…


桜凌 わかりました…

すると桜凌はある条件をつけた…

桜凌 もし僕が領地を取り戻せば…久しぶりに一緒に遊びに行こうよ!


神瀬は心に置いてないように言った

神瀬 取り戻せばね…


本当に生きて帰れることはないように言ってた…しかし彼女は本当に夙のことが好きだろうか?彼女の指にまだ「あいつ」の指輪をつけているのに…


次の日、桜凌は北方森林の中で…

桜凌 結構回ったが…人の気配がしないぞ…


しかしすると、桜凌の肩に誰かの手が静かに置いた…

風行 なにをしてるんだい?


桜凌はすぐに距離を離れた

桜凌 なに?!

風行 私の軍隊は南部砂漠へ防備してるんだ、しばらく私がここを守っている


桜凌は安心したように言った

桜凌 お前一人か?


風行 ええ、私は君に傷をつけないが、簡単には通せませんよ〜


桜凌は怒った

桜凌 舐めんなよ!この生意気女!!!!来い!恋人(せかい)!


すると桜凌の指輪から守護霊が現れ、風行に殴ろうとしても当たらない…

風行は気軽そうに言った

風行 二人きりだね〜ここでデートでもしなーい♡〜


桜凌 黙れ!!


桜凌は逃げている風行を追え、守護霊は何度も連打を放したが、一回も当てることもなく、逆に桜凌が疲れて来た、攻撃をやめると…

風行 やっぱこんな程度だねー


しかし、桜凌は意味深い笑いをした

桜凌 君、本当に僕に攻撃をしないんだね…後悔すんなよ…

風行 うん!だって私君のことが好きだもん♡


すると、桜凌は前日のように手の中の糸を引っ張ると、周りの木が風行へ倒れていく…

風行は焦り始めた

風行 なに?!


そうだ、さっき桜凌が風行を追い、守護霊を連打させたのは風行を当たることではなく、周りの木をギリギリまで破壊し、糸を結ぶことで引っ張ると、中央の風行へ当たる

すると風行は逃げ道を探ろうとする、しかし見つかっても桜凌が道を塞いで来る

桜凌 逃げ場はない!!!


ついに逃げ場がなくなり、風行は巨大な木によって、倒れかけて行った、さらに桜凌は恋人(せかい)を使い、強力な一撃を溜めた…


桜凌は大きな声で怒鳴っているように…

桜凌 野郎!!!!昨日の屈辱話してやる!!!!!


しかし殴る寸前で風行はあるバリアを立てたが、それでも恋人(せかい)のパワーに負け、数十メートル先の地面に落ちた


桜凌 さっきのは…対恋人(せかい)用バリア?


バリアもありつつも、風行は血まみれになって、体も崩壊寸前になった

風行 ぶあぁ(血を吐く)


桜凌が近づくと

桜凌 もしあんたが僕に攻撃をしていたら、血を吐くのは僕の方だった…


風行は弱そうに言った

風行 いいよ…だって私君のことが好きだもん♡…この戦いは私の負けだ…私をころ…


桜凌 ふん!僕は女に勝ててなんも嬉しくもない、昨日も僕のことを見逃したから、今回はあんたのことを許そう、その代わり、ここから出てもらう…


風行 うん、ありがとう…


しかし風行はあまりにもの重傷で立てることすらできない…

桜凌 しょうがねぇな…ここから連れでってやるよ…


桜凌は風行を背負って、北方森林から出た、風の国まで連れていく途中は何にも話してなかった…終わると、桜凌は連絡をとり、星の国の部隊が到着した


部隊 まじすか?桜凌様?!一人でここを?!


桜凌は嬉しくもない様子で言った

桜凌 ええ、僕もう疲れたから帰るわ


嬉しくないものの、帰ったらすぐに神瀬に報告して、例のアレを言った

桜凌 ねぇ、真華…一緒に遊びに行こう!


しかし…

神瀬 やだね、北方森林を取り戻せたのはありがたいが、最初に言った冗談を本気にしてないさ、だから…


桜凌は失望した

桜凌 え?

神瀬 もういい、お前も疲れたからさっさと帰りなさい…


帰る途中、桜凌はわかった、「あのとき」の真華ちゃんはもういなくなっている…

一方で風行の方では

部下は心配そうで言った

部下 いいんですか?風行様…こんな散々やられて、もうする価値すらないですよ!


風行は弱そうに言った

風行 いいえ、やる価値はありますよ、だって私信じてるもん…夙くん…きっと私のそばに立ってくれる日が来る…


部下も心配で心配で…ため息を吐いた


一方、桜凌のところではある決断をし、神瀬のところへ…

桜凌 神瀬真華様、お願いがある…

神瀬 うん?

桜凌 桜凌家のその指輪…返してもらおう…


神瀬は驚いた、まさか自分はあの桜凌に「指輪」を返せと言われた…

神瀬 は?

桜凌 急ですまないが…返してもらう…

しかし、神瀬はすぐに今までのように上から目線で…

神瀬 いいだろう…しかしお前は二度と私の前に立つな…


桜凌 いいだろう…

神瀬はさらに驚いた、いつも自分のことをビビっているくせに今日だけ強気…しかしプライドが捨てたくなかったため、指輪を外し、桜凌の方へ投げた

桜凌が取ると…

桜凌 ありがとう…(去る)

神瀬は不服そうに

神瀬 ちっ


どんどん時間が経ち、ついに約束の一週間が切り、希望すら持っていない風行は北方森林へ…

しかし、どんでもない景色が見えた、それは星の国部隊の死体だった…

風行 な?!


さらに驚いたのは、やったやつはあの「桜凌夙」だった

桜凌はさっきまで部隊を始末してたか、殺気のある口で…

桜凌 おい、生意気女…決めたぞ…僕は星の国を裏切り、お前と付き合う…


しかしそんな所か…風行の目には恐怖しかなく、ビビっていた、しかしすぐに恐怖がなくなり、桜凌を風の国へ連れて行こうとする…

しばらくすると、桜凌は落ち着き…

桜凌 ごめん…さっき生意気女って言ってしまった…


風行は桜凌をいじるように言った

風行 へぇー私と付き合うのにさっきは怖かったなー

桜凌 ごめんって、これからはなんでもする、(恋人を取り出し)これ、着けて!


風行は恋人(せかい)を受け取り、指につけた…

風行 これ綺麗だねーこれで私も恋人(せかい)を使えるってこと?

桜凌 あぁ…


風行は童真な笑顔で

風行 ありがとう!


桜凌は惚れた…まさに今までにストロベリーアイスを食べ続けてたら、いきなりチョコアイスを食べてみて、チョコの方がよっぽどうまかったという感じだった


一方の星の国で…

部隊 やばいです!神瀬様!桜凌は裏切った!北方森林の部隊を全員始末した!!


神瀬は驚いた

神瀬 なに?!


部隊2 やばいです!こっちも南部砂漠からいきなり風の国の戦闘部隊が本部まで突っ込んで来そうです!


神瀬 バカな?!?!


しかし、星の国の部隊は風の国に勝ることなく、本部まで突っ込んで来て、ついに神瀬も…

神瀬は弱そうに…

神瀬 私…今まで何してんだろう…私ってなんでここにいるんだろう…


神瀬に走馬灯が流れる

神瀬 あぁそうだった、私って桜凌に救われたんだ…私ってあの子を見つけるためにここまでいるんだ…ごめんな、夙…私の罪は来世で返すよ…いや、私なんかの人間に来世はあるのか?


神瀬真華 死亡

星の国 滅び


桜凌 そして私たちは互いに大切にし、ついに次の人にバトンを渡すことができた、俺が歩んで来た誤った道も彼女が戻してくれた…







風行 (心の中で)実は私があの時の子だよ…ふふん、これからは伝えるつもりはないけど、あんなに私のことを思ってくれてありがとう…ここまで頑張って来て、良かったよ…

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