第41話

その夜は風呂にも入らず寝てしまった。



暑い……。


なかなか寝苦しくて眠れなかったのだけど、昼間から いろんなことがありすぎて……やっぱり疲れてたみたいで。


携帯画面を二時に確認したころ寝落ちたようだ。





朝。



……ウルサいセミの声で目が覚めて、

下に降りるとおばちゃんがすでに起きていて




「愛ちゃん、おはよー」



手際よく 蕎麦を手打っていた。




「おはようございます。何か手伝います」




「ありがとう、でもあんたもベタベタして気持ち悪いでしよ?

シャワーあびといでよ、着替えは私のTシャツしかないけどね」



「はい」




確かに寝汗たくさんかいた。




案内してもらい、風呂場に行くと、カゴに新しい下着があった。




コンビニに売ってるようなやつだ。




働いて返そう。




帰れるまでここで頑張る決心をし、過去を洗い流すように、シャワーを浴びた。

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