(8/2 真実と現実と①)

第18話

いくつかのアトラクションで遊んだ後

軽くカフェで雑談して、俺たちはそのまま

帰路についた





~宇佐美家~



「うさちゃーん、早くお風呂入っちゃいな

 さーい」



うさぎ「はーい

    もうちょっとしたら入りまーす」



さっきまではしゃいでいたのが嘘のように

うさぎ は表情に影を落としていた



うさぎ「(はぁー…


    まだイザナミくんの腕の

    感触が…)」



近づけば近づくほど、

イザナミへの想いが膨らんでゆく



目が合って、話して、触れて、

温もりを肌で感じて…



近づけば近づくほど 切なさが増してゆく。




うさぎ「(・・・好きなのに…


     苦しいよ・・・



     どうして・・・



     イザナミくん・・・)」






―――――…

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