第3話

8月1日―――…




うさぎ「いっ ざ なーみくぅ〜ん!」


射沙波「おっ、うさぴょん

    早くね?

    まだ10分も前だぜ?」



うさぎ「だって、楽しみだったんだもん!

    

    てゆーかイザナミくんも

    早いじゃん🐰」



宇佐美うさみうさぎ

同じクラスの元気な女子だ


入学してすぐに席が隣で

俺によく話しかけてくる


期末テストのクラス合宿のトキ

誰かが言ってたけど

男子からも結構人気が高いらしい



うさぴょんから、夏に一緒に遊びにいこう

と誘われて …そんで、今日 

10時に駅前で街合わせしていた



射沙波「あ、あぁ

    待たしたりしたら

    何かワリーだろ?」


うさぎ「…イザナミくんって

    意外だよね〜 いつも」



射沙波「そーかな?

    わかんねーけど…」



うさぎ「 (はぁー…

     私服姿もかっこいいな…


     ホントは2人きりでお出かけ

     したかったんだけど…

     まだ休みはこれからだし


     とりま、

     勇み足にならないよーに…) 」



射沙波「おー、来たみたいだな?」



待ち合わせ場所にやって来たのは

俺と うさぴょん の他、

男女それぞれ1名、合計4名だ



ケアル「みんな早いなー、

   5分前にきたのになぁ




小曾下こそげ ケアル


同じクラスの男子で、

林間学校で同じ班になってから、

つるむことが多くなった


癒と書いてケアルと読む…


ケッコーなキラキラネームで

本人もかなり気にしていた様子だったが、

周りからケアル、ケアルと呼ばれて

いくうちに 本人も知らず知らずのうちに

馴染んできたみたいだ


ちなみに、ケアルの姉は

治と書いてホイミと読む


なんでも、親がプロゲーマーだとか

何だかで、人気RPGの回復魔法を

我が子に名付けたらしい

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