第75話

「よっ! 待った?」





あなたの心配をよそに、ユウは

至って普通に現れた。





―ユウ!

 良かった! 

 またなれた!


 無事だったんだね!


 大丈夫? 怪我は??―





「いや〜、

 ヤバかったね 墓石の生き埋め!


 あんなのはもう体験したくないよ


 …あ、復活したらこの通り

 ピンピンしてる!


 めっちゃ好調だよ」




ほっ…と胸を撫で下ろすあなた。





「でも、コレ見た?」





ユウはあなたにスマートウォッチの

画面を見せた。





”ZAN LAST☠”





―あ…ホントだ

 急いで来たから見るの忘れてた


 しかも…―




「そう。


 ご丁寧に、こんなマークまで

 表示されちゃって…


 これはもう…」



―次、リセットくらったら

 死、ってことだね―




「そうだね」




―――――…




あなたは、次の行き先が”な4☆”

であることをユウに告げた。




「ごめんね、

 いっぱい苦労と 心配をかけて…


 でも、1人でよくそこまでヒント

 見つけられたよね?


 出会う前からだけど…


 やっぱ凄いな…!」





残機はついに底をついてしまったが、

ユウが戻ってきてくれたおかげか

あなたの表情は明るくなった。

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