第28話

“だ4“地区を目指し、道なりに進む。


遠くの方に 学校のような建物が見える。



途中、"ら" や “わ“ のエリアが

見えて、“が“ という文字も見え始めたので

恐らく方向は合っていそうだ。




しかし、ここで問題が発生した。





2人はひたすら歩き続けてはいるが、

“だ4“地区に到着する前に、

時刻は02:55を回っている。



1巡目は03:00くらいのタイミングで、

スタート地点に戻されてしまった。



つまり、が懸念しているのは

このまま ”だ4”地区を目指しても

また時間切れになってしまい、

一向に辿り着かないのではないか?

という事だろう。




「そこなんだよね〜


 試しに03:00でトバされるか、

 確認してみよっか?」




検証しておきたい事はたくさんありそうだ。

あなたが不安をそのまま書き出したような

メモ帳が、物語っている。





――――――――――――――――――

メモ

――――――――――――――――――

・帰りたい


・祠の周りには何がある?


・腹が減らない?


・例え強制終了がかかっても

 ユウとは集合場所を決めてあるから

 また会える。大丈夫。


・集合場所→ま4 街路樹の所


・リセットくらっても記憶は継続できる。

 

・所持品も継続できてた。


・03:00がリセットタイムなのか?


・ ………

―――――――――――――――――――





長丁場になる事を覚悟の上か、

あなたはユウの提案をのんでみることに

した。

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