第8話
“さ2"の地点に向かう途中、
あなたは8軒ほど古民家を訪ねた。
いずれも呼びかけに返事はなかったもの
の、玄関に置いてあったメモ帳と筆記用具
を手にする事ができた。
異常事態なのだから、そのへんは
やむを得ないと割り切れば良いだけだが、
申し訳なさそうにしながらも、
誰もいない家に対して 軽く会釈をして
からメモ帳を持ち出していたあたり、
あなたの人のよさが垣間見える。
民家脇の電柱に“さ2“と書かれているのを
確認し、近くの民家の庭にあった石の上に
座したまま、そのメモ帳にペンを走らせる。
到達した地点を
そのまま記しているようだ。
――――――――――――――――
訪問ルート
――――――――――――――――
あ1、あ2 (商店街?)
↓
さ2☆ (城下町?)
――――――――――――――――
あ1、 あ2 さ2 等は
地点の番号を表しているとして…
☆マークは何の意味があるのか?
ペンを☆マークの所でトントンと
叩いている様子から、そんな風に
思っているのだと、見て取れる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます