第4話
どこからどうやって
あの和室にたどり着いたのか?
…と、思ったことだろう。
靴も無いのに…。
目覚める前の記憶はあるのだろうか?
あろうと無かろうと、
何らかのヒントを得るために動いて回ろう
とするのは ごく自然な行動だが。
建物から出て、看板を探しているようだが
名前は何処にも書かれてはいない。
あなたは一層、顔を困惑させた。
やむを得ず、
裸足のまま 何かを求め、手探り状態で
見知らぬ街に繰り出す あなた…
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