第3話

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あなたがここにやってきたのは、

真夜中の01:35頃。




目を覚ますと、そこは

古い旅館の様な 大きな和室だった。



障子戸に囲まれただけの広い空間…



あなたは何度も何度も周りを

きょろきょろと見回し

明らかに違和感を感じている。








― 誰か いませんか? ―








あなたの呼びかけに誰も応えなかった為か

その違和感は確かな不安感へと変わった

ようで、部屋を飛び出すあなたの顔は

酷く慌てた様子だった。





飛び出した廊下で数秒間立ち止まり、

あなたは自分の姿を見詰めながら

考え込んでいた。





裸足でTシャツにGパン、

というラフな格好。


左手首には、スマートウォッチ。



ポケットには 何も入っていない。






どうやら、

その服装にすら違和感を覚えた模様…





そのまま

出口を探して彷徨さまよって、

ようやく着いた先、


玄関には靴が無かった。

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