第341話
合同授業当日―――――――――――…
2つ隣の県までバスで移動し、宿舎に到着。
移動中からテンションがおかしくなる者や、
「男子の妄想、舐めるなよ?」などと、
字面はカッコイイのに言ってる事がおかしい者が居たり
自分を抑え込む事にエネルギーを多分に消費しつつ、ようやくたどり着いた聖地。
ソワソワ度の高さ イコール 期待値の高さ。
荷物を各自の部屋に置き、大集会室という大広場に、両校の生徒が集った。
「「よろしくお願いしまーす♡」」
翠蓮西高校の女生徒たちの一声が恋の矢のように、男子生徒達に向かって一斉に放たれると…
「これこれ〜!」
「声だけで持ってかれそう…」
「声に色が付いてた…!」
矢は次々と命中し、心拍数をレッドゾーンまで誘ってしまう。
「おい、お前たちも挨拶せんか!」
ここで、浮かれた
体育教師の伊奈 徹平が一喝。
「「よ…宜しくお願いします!」」
「なんで伊奈チャンが引率なんだよ…
それさえなけりゃーな…」
いよいよ、合同授業という名の恋活イベントが幕を開けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます