第251話
手術当日―――――…
―この物体は、扱いが難しいんだ。
研究用と違って、美しいだろう?
真のエンドピースは…
理人、お前は少し隣で見ていなさい。
・・・大丈夫だから。―
理人は、愛するノアの手術を
自らの手で行うことは出来なかった。
取り出したエンドピースは、黒鎌以外
扱うことが出来なかったからだ。
―ほうら、
欠片が融合していくよ。
綺麗だろう?
欠片はね、
自らの意思で、決して取り出せない
場所まで潜り込んでゆくんだよ。
欠片の意思と、私の意思でね。
器具なんて必要ない。
こうして、ゆっくりと…
入ってゆくんだよ。―
ボワァァァァ…
「美しい…
…なんて 美しいんだ…!
はは… ははははは…!
この世に…
これほどまでに
神秘的なものが あったなんて…!
夢のようだ…
イヤ、 これは
神の力だ…!」
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