第210話

グゥ…ン





「危ない危ない…


 一生 足ごとロックされるとこだった…」




ジュエルが自らの足と床に手を触れて

意識を送り込むと、融合状態が解除された。






「な…!


  何故動ける!?


  ナンバー4!


  確かに足と床を融合した筈では??」





ナンバー4

「融合レベル9


  分子レベル デ 混ゼ合ワセタ筈…」




ジュエルは素早く泉水の元へ駆け寄った。




「同じこと、


 いずみちゃんにもできるかな?


 …よっ と」





パシュッ!




ジュエルが泉水の足に手を触れ

融合された部分に意識を送り込むと、


足が床から離れ、泉水の足も元に戻った。




『足、動くわ!


 よかったあぁ〜!


 ありがとう、ジュエルくん!』





「なんだ…?


  今の力は…!?」

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