第206話

「ほっほっほっほ!


 形勢逆転になったとでも?


 拘束具など、初めから気休め程度にしか

 思ってませんでしたよ?」




ユーレギンと7人の側近は

一切動じることもなく、

現状の姿勢を保ったままだ。


それでも好機と考えたためか、

泉水が動いた。




『ねぇ、ユーレギンさん



  あとひとつ、いいかしら?』





「えぇ  言ってごらんなさい」




『どうして、わざわざここに

 私まで招待してくれたの?


 私の戦闘能力を舐めているんでしょう

 けど…


 ジュエルくん1人よりも

 こっちの生存率が上がってしまうかも

 しれないのに…』




「それは、これから解りますよ


 貴方は重要な存在ですからね


 ほっほっほ…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る