「おはよ、いずみちゃん

　スーツ　ハンガーに掛けてあるから」

かあああああっ！！！

泉水が想像していたことは覆ることなく

髪の毛のサイドからのぞく耳まで

真っ赤に染めてしまう。

(えぇぇぇぇ！？？

　ど、どこまで！？

　何処までしちゃった！？

　そもそも、

　何処まで…って？

　私が…　宝（ジュエル）くんと？

　…ってこと？？)

『ええええええぇ〜〜〜！？？』

懊悩（おうのう）巡り、

両手を頬に当てながら頭をぶんぶん振り、

Oh（オー）〜Nooo（ノォ〜）〜〜！状態の泉水に、

宝（ジュエル）が声を掛ける

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