第127話

「こ…コイツ、

 イヤ、この御方…


 めっちゃ アノ人に似てねぇか!?」




「浜西、お前もそう思うのか??」




不良ワルモノやってたら 誰でも知ってるだろ?


 説明不要の 悪のカリスマ…」





「や…やっぱ そうだよな??


 せーの、で言おうぜ?」








      …ゴクっ…




「「せーのっ…



 台苑条ダイエンジョウさん!!」」






「アタリ。


 みんな、やめといた方がいいよ?


 手をだすのは


 正直言って、格が違う。」




『たしかに…見るからに強そうね?


 でも、こっちには武器もあるのよ?』




泉水は、携帯していた護身用の

短刀を鞘から抜き、台苑条に突きつけた。

・・・が、しかし






ギャリン! ギィン!!






次の瞬間には 短刀は勢いよく

吹き飛ばされてしまう。





「刃物も、銃も


 俺の前では無意味だ。


 本気で抵抗する気が無いなら

 

 俺の黒い影ニゲルに刃を向けるな」





『な…!?』

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