第125話
「かつて俺に、
黒いニゲルの花をくれた人がいた。
その
"レイ、お前の力は 黒い感情によって
開放される。
神に選ばれし力だ。
その黒い感情は、影だ。
この花のように、
一生、お前に寄り添って離れない
決して消えることも無い"
「・・・その言葉は、俺の根源だ。
…ジュエル、
いずれお前にもその言葉の意味が
わかる時がくるだろう。
お前のニゲルの花も、
・・・やがて黒に染まる。」
(黒い感情… 影。
それを押さえるのではなく、
さらに重ねてしまうのか…。
暗闇の中で、黒薔薇はどう映る?
夜に溶け込む?
それとも、闇夜に映える? )
「警告音、
俺が来ても鳴らなかっただろう?」
「!!」
「それもその筈
後継者を潰すつもりはないからな」
(台苑条さんは、僕に危害を加えない?
だから 鳴らなかった…)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます