第122話

「僕は 貴方から逃げることができません。


    ・・・それは悟っています。


 

 わかりました。


 覚悟、決めたので

   …話を聞かせてもらえますか?」




台苑条は 机に腰掛け、

足組をしながら 語り始めた。






「頭の中の 警告音、


 予知夢、


      瞳の魔力…  



 それらは全て、

 お前のアタマに埋められた欠片の影響だ」




(脳内の影、その正体…。



  欠片?



    ・・・埋めた?



 誰が…?   なんの為に??)





「俺のアタマにも、

 同じモノが埋まっている


 もっとも、俺には警告音も

 瞳の魔力も備わってはいないがな…」




    "俺とお前は同じだ"




(そのこたえが、 共通項


   "頭に埋めこまれた欠片"



        だというのか…?)

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