とんとん…

「アァ！？

　　　なんだ　テメー！！」

「嫌がってるじゃん。

　　　　　　　　…離しなよ？」

（えっ？？　なんで？？？

　どーしてここに？？？）

『宝（ジュエル）くん！？』

このような街中で　宝（ジュエル）にばったり会い、大きな目を更に丸くして驚く泉水。

「ブチ殺されてぇのか？

　　テメーは！？　アァ！！？」

行動を邪魔され　怒りに満ちた表情で宝（ジュエル）を威嚇する男たち。

ここで、泉水は宝（ジュエル）の様子が明らかにおかしい事に気づいた。

（あ…れ？

　　宝（ジュエル）くんの目…

　　　　　　　　変わっていく…？？）

…―――――

"その一件があったからなのかな…

僕は "知らない男性" に対して抵抗がある

ようになってしまったんだ。

何かスイッチが入ったら、

僕自身でも止められる自身はないし…"

　　　　　　　　　　　　　　―――――…

「オイ…

　コイツなんか…やべぇぞ！？

　　　　　　様子がヘンだ…！！」

男のうちの1人もその異様さに気付き、

伝播していくように他の男も表情を凍らせてゆく。

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