第75話

…僕が、その3年生の胸ぐらを掴んだまま、

延々と殴り続けていたらしい。



クラスメイトが止めてくれなかったら、

たぶん 殺していたかもしれない。



まとめ上手な仲間が先生たちにうまく

説明してくれて 大事にはならなかった

けど、その一件があったからなのかな…



僕は "知らない男性" に対して抵抗がある

ようになってしまったんだ。



何かスイッチが入ったら、

僕自身でも止められる自身はないし、


何かトラブル起こしたら、

じいちゃんや施設の仲間に迷惑がかかる。


だから、僕に干渉しようとする知らない

男性とはなるべく距離を置くように

しているよ。



少し時間を置けば治る筈…って、

精神科医には言われたけどね。


・・・・・・・・・

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