第27話

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はなぶさ市内、とあるアパート





一方、竹宮先生にも異変が生じていた。



『竹宮センセイ…


 竹宮センセイ…


 竹宮センセイ…』




(むぅ…


  朝から晩まで、

  あのセクシーボイスが鳴り止まん!


       おかげで…)




ちらりと見た先には、

そびえ立つタワー・オブ・タケミヤ…。


我ながら、立派な建造物だこと

…と、思う竹宮と

パオーンと聞こえてきそうな竹宮の竹宮。





(こんな溜まった気持ちを吐き出すには

 コレしかない・・・)






すぅ~~・・・







「33才、独身!!


 竹宮 タケル!!!


 朝から幸せ過ぎて、

 切のうございます!!」




ガラガラガラ!




「ちょっと朝からうるさいわよ!?


 静かにして頂戴!!!」




ピシャッ!!!







「す… すみません…」







(ウチのアパート、壁が薄いの忘れてたわ。


 デカい物音出すと、

 隣のオバハンやかましいからなぁ…)





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