第14話
『さて…と… うしろ、うしろ…と』
泉水は再び 教室内に足を踏み入れ、
長い髪をなびかせながら
つかつかと教室の後ろに向かって
進んでゆく。
『 (ジュエルくーん、
イケメン嫌いな
早くそのお姿見せて、
さっさと任務終わらせてね〜?
明日はオフだし、
さっさと帰りたいのよ〜) 』
男子生徒全員+成人男性1名の視線は
パンツスーツ姿の女性に釘付けだ。
「おねぇさぁ〜〜ん
A地区か、B地区で言ったら、
どっちがお好き〜?」
「オネーさ〜ん、
ねーね〜 オネーさぁん、
オネェさんの胸ってどうなってんの~?」
この場所には、デリカシーなどという
言葉は存在しない。
今にもむしゃぶりついてきそうな気配が
漂う教室内。
まるで檻のない動物園さながらに。
そんな獣たちに対する泉水なりの対処法…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます