第58話
「みゃぁ〜 みゃぁ〜」
しゃがみ込む女性の前には、
箱に入った子猫が2匹。
『子猫かぁ』
「きゃあああっ!!」
『わわっ!』
急に話しかけたからか
『あ、ごめん
こんな夜に話しかけて』
「びっくりした…
あ! えぇ!?
もしかして、征十郎くん?」
女性は征十郎を知っている様子だ。
『あっ!
雫ちゃん??』
遅れて征十郎も知り合いだと気づく。
「暗くてわかんなかったけど
やっぱりそうかぁ〜
久し振りだね〜?」
『まさか雫ちゃんだったとはね
こんな夜に1人で危なくない?』
「うん…
そうなんだけど」
征十郎とは小・中学の同級生で、
黒髪ボブの八重歯ガール。
公立の春醒高校に通う15才。
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