第46話

『埋め込まれている!?



 ボクに何をしたの!??』






❴ヴィルゴナーピースというチップのような

モノをね、使用人として契約したときに

私が埋め込むんだよ❵






『ヴィルゴナー…ピース・・・!?』






頭に指をさして 父親が話す。







❴記憶を操り、身体能力を引き上げ


適性値を高める…



選ばれた者にだけ与えた、


私からのギフトさ



何一つ、不利なことはないだろう?❵









『そんなモノを ボクにも…!!』





 



❴征十郎にはヴィルゴナーピースなんて


埋め込んではいないよ❵






『!!』







❴征十郎は生まれながらにして適性が


あった…



だから、ヴィルゴナーピースで適性を

引き上げる作業は不要❵








❴だからね、


ヴィルゴナーピースよりも

最初からもっと高純度のものを…



挿れたものは、



エンドピースというものだよ❵





『エンドピース!?』






❴君に挿れたエンドピースでは、

特別に強い感情というものは屈服させる

ことができないらしい


…適性値が特異なレベルにある者だけの

現象なのかな?



新しい発見だよ


   ・・・ありがとう、征十郎。❵





『??』







❴ただ、それでも

エンドピースとは便利なものでね



 こんなふうに…❵

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る